こんにちは!管理者の吉田です。
今回は、認知症ケアのお話をさせて頂きます。
在宅で過ごされている認知症の方は、とても増えています。
入院している認知症の方は、安全のために、センサーやモニターを使用されたり、
手足や体を拘束されてされてしまったりという状況になっていることがあります。
訪問看護を始めてから、認知症の方が、ご自宅でその人らしく、ささやかな楽しみをもって暮らしている姿や、ご家族の愛情を感じ、とても感動したことを覚えています。
それと同時に、認知症のご家族は、問題を抱えていらっしゃる方が多く、日々、悩まれていることも目の当たりにしました。
私たちれんげ草スタッフは、認知症ケアが大好きな集まりです。
認知症の方やご家族が、少しでも笑顔で暮らせるように看護することを目指しています。
認知症ケアの『ユマニチュード』は、やさしさを感情に伝え、人間関係の絆をつくる技法です。
考案したフランスのイヴ・ジネストさんは、認知症の方について、こう仰っています。
『人は、他人から人間であると認識してもらえないと、生きられません。』
れんげ草スタッフは、このユマニチュードの考え方や技法を理解し、習得しています。
具体的には、「見る」「話す」「触れる」ことを意識して関わります。
「見る」は、視線を合わせ、やさしい笑顔で、アイコンタクトをしっかりとります。
「話す」声は、穏やかなトーンで、ゆっくりと、落ち着いた話し方をします。
ケアで「触れる」際には、やさしく、支えるように触れます。
このような認知症ケアは、一見、当たり前に思えますが、日常的に身に付けて実践するのは意識したトレーニングが必要です。
認知症ケアを受けたい方、ぜひ、訪問看護れんげ草にご相談頂ければと思います。
